新卒SE向け 些細な確認でもメールを使おう

SEの中で最大の失敗

作業手順の短縮

どの業界でも蓋を開けたら見積もりの何倍にもなっているということがあると思います。
私の場合は、俗にいうIT業界しか経験したことが無いのですが、規模が見積もりに対して10倍だったことがあります。
発覚したときには、コーディングの段階に入っていたので、納期を変えることができず、通常の開発手順のどこかを省略するしかありませんでした。
私は単体テストを省略することにしました。
通常、プログラムの挙動を担保するのは単体テストのため、絶対省いてはいけない工程です。
しかし、複雑なコーディングでもなく、時間の延長も人の投入もできないため、この方法しかありませんでした。 会社に属している以上、開発は会社が定めた手順を踏む必要があり、上記のような決定は私一人ではできません。
このため、上記の理由を口頭で説明して、管理者に納得して単体テストを省略することを伝えて納得していただきました。

問題発生

私:『結合テスト終わったから、承認ください』
管理者の管理者:『単体テストしてないじゃん』
工程がある以上、各工程では上の人の承認が必要になります。
案の定単体テストをしていないことが問題になり、ストップがかかってしまいました。しかし、私には工程を省くことを認めてもらっという切り札があり、簡単なコーディングで管理者にも合意を取っている旨を伝えました。
管理者:『知りません』

合意は必ずメールで

基本的に証拠がないものは、知らないと言われれば終わりです。また、先に述べた通り、単体テストをしないプログラムなんていうものはありえません。
今こうして文章を書いていて思いますが、頭のなかの内容を整理して文字に起こすというのは意外に大変で、時間も掛かります。
口頭で済ませた方が圧倒的に楽です。しかし自身の身を守るためにも仕事で合意を取る際にはメールを使いましょう。

プロジェクトの結果

100時間以上の残業と、大量のバグ